済美幼稚園には七不思議があるのをご存知でしょうか…
どうも、こんにちは。
済美オカルト研究部 顧問の矢代です(笑)
冒頭にある通り、私たちの幼稚園には七不思議が存在します。
今年1年間、年長組の部員達と一緒に、済美幼稚園にまつわる七つの不思議についてその謎を解き明かしてきました。
(参加は強制ではなく、参加したい子のみで行っています)
そして物語りはついに最終章!
『やまんばの住む山』
恐怖レベルは史上最強の星5つ☆☆☆☆☆
果たして年長組は、この恐怖に耐えられるのでしょうか…
山に行くとは言っても、生身の子ども達が何も持たずに行くのは、ただやまんばに食べられに行くだけです。
つまり、もしやまんばが現れても対処できる物が必要です。
そこでヒントになるのが、教室にある絵本『3枚のおふだ』
物語の中では神様がくれた3枚のお札が、やまんばから子どもを守ってくれるのです。
でもどうやって手に入れればいいのか…
先生「済美幼稚園の神様が祀られている所を探せばいいんじゃない?」
子「あ!じむしょの中にある!」
先生「よし、じゃあ行ってみよう」
ということで、3色の折り紙を済美幼稚園の神棚へお供えしました。
どうか神様、3枚のおふだに力を下さい…
そして数時間後、
お札を取りに行ってみるとびっくり!
お!おおおぉぉぉおおおお!!!
お札にパワーが宿っている!
みんなの思いが、お札に宿り最強のお札が完成(笑)
これで怖いものはない!
いざ、やまんばの住む山へしゅっぱつ!
まずたどりついたのは、3まいのお札に登場する「こぞう」と「おしょうさん」が住んでいた(という設定の)神社。
今までの雰囲気とは一変、少しひんやりする空気感に子ども達の表情も硬くなり始めました( ゚Д゚)
「こ、ここまでやまんばがおいかけてきたのか…」
この不思議な物語に吸い込まれていきます(笑)
それではいよいよ入山。
と、さっきまで先頭にいた子が一番後ろに!!!
ここからは勇気のある子が前で後ろは怖い子が固まっていきます(^^;)
先生「ここを登れば、もうすぐそこにやまんばの…」
子「せんせい!なんかあそこに紙ある!」
先生「ん!?」
古くてボロボロな紙にはこう書かれていました。
『やまんばにきをつけて…』
こ、これは…
さすがの男の子達もこれには今日一番の表情をしていました(苦笑)
それでもその謎を知るために、勇気をもって踏み出す子が3名!
この子たちを先頭に、ついにやまんばがいると思われる場所に到着。
「なんかはしごある」
「かまみたいなのもあるね」
「でも、やまんばおらんね」
恐る恐る子ども達と見ましたが、そこにはもうやまんばは居らずはしごなどの残骸だけが残っていました。
始めは怖くて見れなかった子達も、「やっぱり最後に見たい!」
と勇気を出して見に行っていました。
「ふぅ~よかった、せんせいはやく帰ろう!」と子ども達。
帰りは早々と幼稚園に戻ってきました。
幼稚園についてから、今日見たものをすべてまとめてみんなで推理…。
やまんばはかつて、あの山に住んでいた。
あの紙はおそらくその時の注意書きであって、いまはもういない。
死んでしまったか、どこかに行ってしまったのではないか…
という結論に至りました。
みんな無事で本当によかったね(^^♪
今年1年間「済美幼稚園の七不思議」という題で、子ども達とその物語にのめり込みました。
子ども達は「怖いけど気になるなぁ」とか「ちょっと知りたいな、見たいな」
という気持ちを持つ子が多いです。
そういった経験や想像は大人になっても、意外と一番残っているものですよね♪
今回は子どものそういった気持ちを大事にして、思い出作りの1つとして行わさせて頂きました。
もしかするとしばらくやまんばが頭から離れなくなってしまった子もいるかもしれません、スミマセン…
同窓会で、いろんな小学校の怖い話を聞けるのを楽しみにしていますよ(*’▽’)
以上、オカルト部顧問の矢代でした~