いよいよです…
年長組さんにとって最後のステージ、表現会。
毎年ですが、
表現会までの道のりはそう簡単ではなく、とんとんびょうしには進みません。
その年その年の子ども達のカラーは異なりますので、同じようにはいかないんですよね(;^ω^)
はじめて表現会の話を子ども達にしたのは、2カ月ほど前です。
最後の表現会をする中で、見ている人に何を伝えたいのか。
まずはみんなで話し合いをしました。
「かっこいいすがたを見せたい」
「みんなでがんばるきもちをつたえたい」
「さいごまでいっしょうけんめいがんばる!」
子ども達の心には、たくさんの伝えたい思いがありました。
そこで1つ私たちから提案!
「じゃあ表現会でみんなが頑張れる、合言葉を作ってみようよ!」
う~ん…
なかなか難しい問題に、子ども達も頭を抱え込みます。
すると1人の男の子が手を挙げて言いました。
「こころをもやせ!」
これには周りのみんなも大賛成(^^)
こうして、年長組の合言葉「こころをもやせ」が決まりました!
それからはひたすら練習の日々。
練習を始めた当初は、ほとんどの子が自分の演技する技ができませんでした。
本番のたった1回の演技の為に、何度も何度も練習しました。
できない自分に悔しくて涙したり、
友達が泣いているとやさしく励ましたり。
自由時間には、遊びよりも練習を優先して黙々と頑張る姿もありました。
年長の先生だけではなく、
済美幼稚園の応援団長、河本先生から応援の仕方も教えてもらいました。
河本先生:「自分の出番がおわっても終わりじゃないんだよ!応援してパワーをおくろうや!」
「演技が終わった子にも、『よかったよ』とか『大丈夫大丈夫』ってみんなで励まし合おう」
別の日には、中澤先生にも見てもらいました。
中澤先生:「ヤー!のポーズをもっっと大きくな声で言えたら、「すごい」が「超すごい」になるんじゃないかな」
いろんな先生から意見を貰いながら、少しづつ形になっていきました。
子ども達の表情や頑張る気持ちも日に日に変わり、このまま表現会まで頑張るぞ!
と思っていた矢先、事件が起きました(笑)
この日は朝から子ども達の雰囲気が良いとは言えませんでした…
担任の先生たちの頑張りたい気持ちと、子ども達の気持ちが同じではないのでは?
子ども達の姿を見ていて、私たちが自信を無くしてしまったのです…。
「がんばりたいのは先生達だけなの?心を燃やせって合言葉は何の為?」
みんなの事が大好きだからこそ、感じる事がありました。
担任の先生たちがいなくなってしまった年長組…。
「みんなの気持ちはそんなもんじゃないでしょ?」
「心を燃やすってどういうこと?どうすれば担任の先生に伝わるかな?」
急遽、坂下先生と喜多先生が担任となり子ども達を鼓舞しました。
「本気の姿を森先生と矢代先生に見せようよ」
翌日、昨日よりもかっこよく、生まれ変わった子ども達の姿を見させてもらいました。
「今日のみんなの姿を見て安心しました。
先生たちの頑張りたい気持ちと、みんなの頑張りたい気持ちは同じです!」
「先生たちも自信を無くしてごめんね、年長組に戻ってもいいですか?」
先生たちと子ども達の絆も、以前よりもさらに深まったように感じました(T_T)
その結果、
今週の現地リハーサルでも手ごたえバッチリな演技を見せてくれました!
本番まで残り一週間。
ステージで成功する事も大切ですが、
子ども達全員がスポットライトを浴びながら、自信を持って全力で演技できることを職員一同願っています。
幼稚園生活最後のステージ!
最高の仲間と一緒に、最高の舞台を作り上げます!
みんなで心を燃やして、命を燃やして、がんばろう!
以上、年長組でした。