始まりは1冊の絵本がきっかけでした。
昔話の「さんまいのおふだ」です。
絵本を見た子どもたちが言いました。
子ども達:「先生!やまんばってほんとうにおるん?」
先生:「あー・・・いるんじゃないかな。」「やまんばの家らしい場所も知ってるけど、行ってみる?」
子ども達:「行ってみたい!!」
という何気ない会話から、やまんばブームが到来(笑)
子ども達は3枚のお札を作り、幼稚園の神様にお供えしました。
「どうか神様、3まいのお札に力を下さい・・・」
さて、次の日、お札を取りに行くとびっくり!
「お、おふだにパワーが宿ってる!!!」
子ども達は驚いた表情でお札を見つめていました。
「神様がお札にパワーくれたんやね!」と子ども達。
お札をもっていざ出発!しましたが…
山は雪が多すぎて断念…
また雪が解けたらみんなで行こうねと約束をしました。
そして昨日!
年長さん全員でやまんばの住む山へいくぞと子ども達‼
怖い気持ちもあるけど、ちょっぴりワクワクしているなんとも不思議な気持ち。
みんなで行けば怖くない!
もちろん3枚のお札をもっていざ出発‼
最初についたのは絵本の中に登場する、おしょうさんの住んでいた(という設定の)神社。
「ここまでやまんばがやってきて、おしょうさんに食べられたんやね」
「こぞうたちはもうおらんのかな?」
絵本の世界に入り込んでいます。
そしていよいよ、やまんばの住む山へ…
手をつなげば怖くない!
子ども達は恐る恐る山へと入っていきました。
ほんとうにやまんばが出てきそうですね。
「この先にやまんばの家があるから静かに行こう」
とお話をしながら、ついにやまんばの家のふもとに到着。
(山の奥の、昔使われていた倉庫や骨組みが残っている場所です)
おそるおそるのぞき込む子ども達。
「あ、なんかはしごある!」
「包丁あるよ」
「お風呂もある!」
といろんな言葉が飛び交っていました。
その後、子ども達は早々と下山しました(笑)
それでも幼稚園に帰ってくると「楽しかった~」と言っていました。
「ちょっぴり怖いけど、見てみたい。」
そんな気持ちは、子ども達はワクワクしますよね♪
楽しい思い出になってると嬉しいです。
お家でもお話をしていると思いますが、また聞いてみてくださいね♪
以上、年長組でした。