年長組 表現会にむけて🤸‍♂️

いよいよこの時がやってきました…

最後の表現会🤸‍♂️  幼稚園生活の集大成です!

表現会に対して、本格的に始動したのは10月頃。今年度は2月に表現会があること。そこで自分はどんな技を見せたいのか。その目標に向かって日々どのように体操に取り組んでいくかを話し合うところからスタートしました。

 

まず第1段階での子ども達の目標は、

「技を一回で成功させること!」

そのために体操の時間も「練習だから」という考えはせず、逆立ち練習や、回転技の練習でも必ず成功させるという気持ちで練習していこうと決め、日々体操に取り組んできました。

 

 

そこから2ヶ月ほどかけて一人一人が本番で見せる技を決め、動きの通し練習もしてきました。

そこである壁にぶち当たります。

全員での一体感です。

だんだんと個々の「1回で成功させる」という目標が強くなりすぎてしまい、一体感というものが薄れていってしまいました。。。

 

 

担任としてもひよこ組から毎日積み重ねてきた体操の成果を発揮してほしい思いはもちろんありますが、この学年の仲間と、時にはライバルのように競いながら切磋琢磨し合い成長してきたこと。

全員で!!という思いをもっと見せてほしいと感じていました。

夏の運動会でも、Tシャツに「結」の文字を刻みましたが、今年の年長組のテーマは‘団結’です。

その団結力をより強く表現したい、もっと一人一人が仲間を思い、49人が心を一つにして体操を作り上げたいという思いから新たに「一心一体」という文字を背中に刻みました。

 

 

元々は一心同体という言葉から出来た造語ですが、目的に向かって複数の人間が、身も心も一つにすること。みんなが自分の技の成功だけでなく、友達の成功も自分のことのように喜んでほしい。逆に友達の失敗は自分の事のように悔しがってほしいし、上手く出来なくて悩んでいたら教え合いながら一緒に乗り越えていってほしいという思いを伝えました。

 

そこから少しづつ子どもたちの姿も変わり、同じ技の子チームの子が上手くできずに悩んでいると、励ます姿やアドバイスしながら一緒に練習する姿が見られることも👀

 

 

先日、一人一人の目標を発表してもらうと「跳び箱14段跳びたい!」や「立ちブリッジからの逆立ち歩き成功したい!」という目標が出る中でも、「技を失敗したとしてもみんなで最後まで頑張りきる」や自分だけでなくチーム全員で技を成功させたいという意見もたくさん出てきました!

 

そして全員でどんな体操にしたいかという共通意識を持とうという話合いでは、年長2組 中西かれんちゃんから出た

今まで頑張ってきたことを全部見せる!という意見にみんなも「いいね~」と大賛成ということで、子どもたちは今 最後の表現会でこれまで頑張ってきたものを全て出し切るんだと燃えております🔥

 

 

年長組の体操は、昨年までのようなダンスなどはなく、最初から最後まで体操の技づくしの20分になります。

側転や後方回転にしても、昨年よりもスピードやキレがレベルアップしています。

それに加え、バク転や前方転回、アザラシ回転などまだ見せたことのない回転技や、

逆立ち歩きも技を組み合わせたもの、そして跳び箱!

とても華やかで見ごたえのあるステージになっています!

 

ただ、僕が一番注目してほしいのはラストの逆立ちロングです。

今までたくさんの技に挑戦してきて、どんどんできることが増えてきました。でも、子どもたちが一番時間をかけてきたのは逆立ちです。

済美幼稚園に通い始めたひよこ組のころから壁に向かって逆立ち練習を始めました。そこから、手踏みの練習、壁歩きをしながら横に歩く練習を経て、逆立ち歩きの練習に取り組んできました。いまでは、難なく長い距離を歩く子どもたちですが、初めから決して簡単に歩けたわけではありません。

毎日継続して練習を続けていくことで、突然コツをつかんだように歩けるようになった子どもたちの姿から、毎日少しづつでも継続することの大切さを教えてもらいました。

そして今年度から途中入園した子もみんなに追いつこうと毎日本当に頑張ってきました。

スラっと逆立ち歩きをこなすように見えるかもしれませんが、それも何年間もの積み重ねがあり、時には「体操嫌だから行きたくない」と言いながらも頑張り続けた努力の賜物です。

 

 

明日は最後の表現会!

全員悔いなくすべてを出し切る、全力の子どもたちの姿を目に焼き付けて下さい!!!

 

 

大号泣不可避となっておりますので、皆様ハンカチの準備をお忘れなく!

子どもたちは絶対に宮本先生を泣かせると意気込んでいますが、どうなるのでしょうか。。

僕も楽しみです!!!!